いよいよ修学院離宮にやってまいりました。これまで大概歩いてきましたが、ここからさらに80分歩くツアー(笑) 今日はたまたま受付できたようなので、気合入れて・・・と思っていたのですが、結果、気合も何も楽しすぎて疲れを忘れていました(笑) 宮内庁、皇宮警察なんて聞くと普段接点が無いだけに余計に興味津々!さて、ツアー開始すぐにたどり着く入口、御幸門(みゆきもん)。説明を聞いていると上皇専用の入口のようで、「では参りましょう」の言葉に思わず心の中で「上皇専用ちゃうんかーい!」とツッコミを入れていると、扉の横の壁部分に鍵を入れてカチャリ・・・「ですよねー(笑)」。ここからが別世界の幕開けとなりました。
手入れされた庭が見る場所見る場所すべて絵になります。
そして初めに辿り着いた寿月観(じゅげつかん)。畳の奥、一段高いところが上皇が休まれる場所。襖や障子が時代を感じさせますね。
一番感動ポイントとなった下離宮から出る扉。※ツアーは団体なのでちょいちょい知らない人が写真に入ってきます(笑)
これまで閉鎖的空間だったのが、一気に視界が開け、昔ながらの広大な景色を臨めます。ここは写真では伝わりませんので直接見ていただく事をオススメします。ごく一部だけ公開。
要所要所の見どころに行くまでも本当に綺麗な景色が広がっていて、この写真もまるで絵のようじゃないですか!?
客殿では霞棚、鯉や祇園の鉾が描かれた襖、金箔があしらわれた市松文様には当時では珍しい蒼い塗料が使われていたり、見どころ満載でしたが人が多く撮影を逃してしまいました。
ここは単に順路でスルーされたところですが、次へ行くまでの妙に気になった扉です(笑) 一体何の扉だったんでしょう。
いよいよ大詰め、上離宮!もちろん入る時はメインの扉ではなく、横からカチャリ(笑)
ここでも大パノラマが広がりますが、こちらも写真では伝わりませんので一部のみ公開いたします。
私が一番印象的だった一二三石(ひふみいし)。昔ながらのデザインに呼称も素敵じゃないですか?石を1つ、2つセット、3つセットをデザインとしてあしらっています。赤い石は鞍馬から、黒い石は鴨川から。日本は欧米に比べ、デザインは二の次的な考えが強く感じていましたが、こんな特別な場所でデザインが特別に扱われていることに少し嬉しく思いました。
クライマックスに行くまでの、急に飛び込んでくる景色もやはり見事!
この橋は江戸時代後期、幕府より献上された橋「千歳橋」。
実はGoogleMapで調べた時のここ「万松塢(ばんしょうう)」を見てみたい!と思ったのが、修学院に来たキッカケなんですが、聞くとこの橋を渡って島に行けるのは外国の特別な来賓のみとのこと。例で挙げられていたのがダイアナ王妃とか・・・。いやぁ・・・無知というのは本当に末恐ろしいもので、バカな質問をしてしまったことに申し訳ない気持ちとなりました。
窮邃亭(きゅうすいてい)。江戸時代初期に建てられてそのまま維持されているようです。他の建物は修復などでまるまる当時のものではないようで、貴重な建物ですね。
窓から見える景色は、今でこそ遠くはビルの並ぶ街並みだったりしますが、昔はどんな景色だったのでしょう。見てみたいものです。夢に出てこないかな(笑)
浴龍池では蓮の花がちらほら咲いていました。
舟発見!
このツアーももう終わり。何とも名残惜しい・・・
この池には亀がいたり、サギ(?)もいたり。「姿を見せてくれてありがとー!」と叫ぶのは勿論心の中で(笑)
秋のツアーは既に予約でいっぱいのようで、皆さん良くご存知ですよね。でも一度見ると確かに紅葉の季節にまた来てみたい気持ちになりました。またいつか!
つづく