自信をもって世に出す素晴らしい商品を作ったのに、パッケージも無く広告ツールも何もない。こういったケースはちょくちょく見受けられますが、今回は商品のブランド作りのため一通りデザインを請けさせていただくとどうなるか、パッケージデザインから販路拡大用のPOPまで、デザインが如何に大事なものかご覧いただけるかと存じます。
はじめてお店に伺った際、今回ブランド構築する商品を拝見いたしました。
「酒豆(しゅとう)チーズ」
こちらは豆腐を熟成させたチーズです。大吟醸酒粕を使用しているのでお酒感もあり、お酒を飲まれる方にとってはクセになる味だと思います。味噌麹、お酒、豆腐、それぞれの美味しさが交わる至高のアテとなる商品で、品評会で準グランプリを持つほど認められた商品。この商品を伝えるデザインがまだ何もない状態でした。大手企業だと商品開発から各部署でデザインを含めすべてルートが確立されているかと思いますが、町の一店舗となればそれも難しいところです。
まずブランド構築のための第一歩。核となる「意味のあるデザイン」を作りました。商品を入れるケースは既に決定されていたので、そのケースの化粧紙(包装紙)から始めさせていただきました。昔ながらの製法で作られる本物の豆腐。豆腐ってこんなに美味しいものなんだと食べて初めて知りました。その昔ながらの製法というこだわりから、日本古来から使用される「赤」、そして高級土産としてブランドを確立するため、同じく古くから高貴な色として扱われた「紫」を使用してデザインいたしました。尼崎発祥から行く行くは世界へ、そんな熱い思いのある店主のお話を伺い、日本の伝統でもある歌舞伎をイメージしたものに仕上げてみました。テーマは末広がり。縁起よく光琳水もあしらってみました。屋号である「白い虹 安心堂」から「白い虹」も四方に表現しております。
ここから広げていったデザイン各種がこちらとなります。
商品パッケージに関するものについては上品に仕上げるも、広告となると目につくインパクト、訴求力が大事になってまいります。実際にこのチラシを持って「これ頂戴!」と購入に来られたお客様もおられたようで、しっかり狙いが活きた制作となりました。
販売戦略、販路拡大のためにはチラシだけでは弱く、スーパーや土産品を扱う店舗など各所に向けたPOPも諸々作らせていただきました。
商品を納める紙袋の扱いについても、封をするのと屋号をアピールできる一石二鳥のシールを提案し、色どりも赤と紫といったブランド統一したデザインで完了いたしました。
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